3000円の呪縛
4月中、私の開催するイベントは全て、
参加費3000円…
これにはワケがあって。私が子どもの頃、誕生日、クリスマスのプレゼントは3000円までのものと決まっていた。小学生の私はウキウキでぬいぐるみを選んでいたりした。中学生で物足りなく感じるようになってもなお、このルールは適応され続けていた。同級生の友人に「うちのプレゼントは1万円か、ほしいもの。」って言われて「え!そんなん1万円もらった方がいいじゃん!」って言ったら「1万円以上するもの(例えばウォークマンとか)がよかったら、そっちを選ぶんだよ。」って言われてカルチャーショックだったのを覚えている。
どこかで私は3000円に縛られて、大人になった今でも、手土産の基準は3000円だったりする。自分の講座に値段をつけるのも、3000円が一番心地よい。
ビンボーくさいな…
って感じてる私。いや、そうかな?
3000円。
悪くない、うん。むしろ、いい。
3000円。
今はその金額に抵抗なく愛情を感じる。気兼ねなく受け取れて、気兼ねなく受け流せる。それでいい。
3000円。
もう少し、満足するまで、そばに置いておきたいと思うんだ。
3000円。
財布の中から3000円出して、撮りたかった…のに。